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20~40代の会社員要チェック!消費税アップ分を取り戻す「軽減措置」の一覧


消費税10%アップと同時にスタートしたさまざまな軽減措置。ショッピング時、住宅・自動車取得時、乳幼児教育などさまざまなシーンで恩恵が受けられる一方、メニューが多いのでチェックするのが大変です。そこで今回は消費税増税に伴う軽減措置の主なものをピックアップしてみました。

■誰もが使いやすい軽減措置「キャッシュレス決済」 期限:~2020年6月末

対象店舗でスマホのQR決済などで代金を払えば、5%または2%が還元されます。一般の中小店舗であれば5%還元、チェーン店の中小店舗であれば2%還元です。スマホのQR決済については独自のキャンペーンも魅力のため、若い世代であれば大半の人が使いはじめているでしょうが、お店によって対応しているスマホ決済が違います。

もれなく軽減措置の恩恵に預かりたいのであれば、PayPay、楽天ペイ、LINE Payなど複数のスマホ決済を使ったほうがよいでしょう。

■幅広いメニューが用意されている「住宅関連の軽減措置」

いくつもの選択肢があり、さらにそれぞれ期限が違うため、内容をしっかり把握して最大限に活用していきたいところです。

●次世代住宅ポイント 期限:遅くとも2020年3月末まで


耐震性・省エネなど一定の性能を備えた住宅の新築購入時やリフォーム時にさまざまなアイテムと交換できるポイントが付与されます。ポイント上限は、新築で最大35万円相当、リフォームで最大30万~60万円相当です。

●住宅ローンの減税延長 期限:2020年12月末まで入居


もともとある年末の住宅ローン残高の1%を控除する仕組みです。これまで10年だった住宅ローン減税の期間が13年に延長されます。ただし11~13年目の控除額は「住宅ローン残高の1%」または「建物価格の2%÷3」のうち、小さいほうになります。

●すまい給付金拡充 期限:2021年12月末まで引き渡し・入居


目安として年収775万円以下の人が対象です。消費税8%時は年収510万円以下が対象でした。内容は、新築・中古住宅を取得時に10万~50万円の給付金が支給されるというものです。年収が減るごとに給付金の額がアップされます。

●住宅取得等資金に関わる贈与税の非課税措置 2020年3月末まで契約


贈与で財産を受け取る人が新築・中古住宅を取得したりリフォームをしたりした場合が対象です。これまで1,200万円までだった贈与税の非課税枠が最大3,000万円まで拡充します。

■自動車税の税率引き下げ(期限設定なし) 環境性能割の税率引き下げ(期限:〜2020年9月まで)

自動車税がすべての排気量で軽減されます。例えば1,000cc以下だと4,500円軽減、1,500cc以下だと4,000円といった具合です。排気量が少ないほど軽減額が多くなります。あわせて自動車取得税が廃止になり「環境性能割」が導入されることも特徴です。内容は燃費に合わせて0~3%課税されるというものですが、スタートから1年間は税率が1%引き下げになります。

■幼児教育・保育無償化 期限設定なし

0~2歳は住民税非課税世帯、3~5歳は全世帯が対象。保育園・幼稚園などの利用料が無料になります。

■乳幼児のいる世帯が対象「プレミアム付商品券」 期限:~2020年6月末

0~2歳の子育て世帯(または住民税非課税世帯)が対象の軽減措置。対象者一人あたり地域で利用できる2万5,000円分の商品券を2万円で購入できるという制度です。購入までに手間がかかるうえに期限があるため(下記参照)、「自宅に引換券が届いていたな」という人は早めにチェックしてみましょう。

住民票のある市町村に申請する(7~11月ごろ)非課税世帯のみ
購入引換券が自宅に届く(9月ごろ~)
市町村が指定する窓口に現金と購入引換券を持っていく(10~2月ごろ)
■キャッシュレス決済ではQR決済以外の選択肢も

ここで紹介した軽減措置の中でも、やはり手軽に利用しやすいのはキャッシュレス決済です。キャッシュレス決済は、スマホのQR決済に限らずクレジットカードやデビッドカード、各種電子マネーにも対応しています。QR決済を中心にしつつ、状況に合わせてこれらも活用しましょう。