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非正規雇用だと健康寿命は短くなる?

非正規社員が多い県、少ない県の違い

非正規雇用が多い県と少ない県の違いはなんでしょうか?そのひとつのカギが、「第二次産業従事者の割合」でしょう。商店の店員や、事務員などが属するサービス業(第三次産業)は、長期の安定下さえ生き雇用にはならない場合が少なくないのですが、工場勤務などの第二次産業従事者は、一定の専門技術習得に継続した訓練が必要なことなどから、長期的な正規雇用となりやすい傾向があるようです。
2015年の国勢調査をみてみよう。第二次産業従事者の全国平均は24.1%なのに対し、第三次産業従事者の全国平均は71.9%。一人当たり県民所得上位の愛知、滋賀、静岡、栃木はいずれも第二次産業従事者が32%と高水準となっている。愛知県といえばトヨタ自動車のお膝元ということもあり、このような結果となったのでしょう。

第三次産業は誰でもできてしまう仕事だから正社員が少なく、非正規が多くなる傾向にあるようです。

貯蓄額は?

「貯蓄額」の全国1位は東京都で1966万9000円、2位は神奈川県、3位は福井県、4位は愛知県、5位は少々意外かもしれませんが、これまでどのランキングにも登場していなかった、香川県です。同じく、「2人以上の世帯の負債額」の全国平均は、533万3000円で、これも1位は東京都で788万9000円、2位は神奈川県、3位は埼玉県、4位は滋賀県、5位は愛知県です。東京都その近隣圏などの大都市圏では、世帯ごとの貯蓄率も高い半面、負債額も高い場合が少なくないという傾向がみられます。

 

健康寿命ベスト1は静岡県

この「健康寿命」の道府県ランキングは、平均寿命とはまた違った結果が出ています。健康寿命のベスト3は、1位が静岡県の73.5歳、2位が愛知県の73.3歳、3位が群馬県の73.2歳となりました。いっぽうのワースト3は、大阪府の71.0歳、青森県・長崎県・高知県の71.1歳です。
平均寿命で1位だった長野県は健康寿命では72.6歳と13位。とはいえ、平均寿命と健康寿命の間にはおよそ10年の開きがあります。

非正規雇用は健康寿命が短くなる?

1位、2位は第二次産業が盛んな地域です。

3位の群馬もスバルがあります。

んー、雇用形態が不安定な非正規雇用は精神的にも肉体的にも非常に疲弊するのかもしれません。

結果的に健康寿命が短くなり、国の医療費が跳ね上がる結果となっているのであれば、雇用規制の緩和はやはりやるべきではなかったのかもしれません。