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不動産購入の注意点

不動産を買う時は登記事項証明書をしっかり読み込まなきゃイカンですが、この『筆界特定』の欄に記載がある場合は少し気をつけた方がいいかもしれません。登記官が土地の筆界の位置を特定する制度なので過去に隣地との境界トラブルが起きた可能性もあります。ご近所にズッ友の方がいらっしゃる場合も…

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資産家で安い金利で融資を受けられる人が、高利回り(割安)で空室リスクの低い物件を購入できたら投資は簡単なことです。しかし、それは全人口の数%以下の幸運な人で「○○でも家主さんになれる」類の本のすべては97%人には当てはまらないと思った方が良いです。中古収益賃貸マンション投資を例にとります。

まず、十分な財産の背景(連帯保証人になってくれる親を含む)と安定した職業(上場大企業の正社員か公務員)で50才未満でないと低金利(年利2%以下)で融資を受けることができません。S銀行やS信R&Fはさほど資産がなくても自己資金が1割程度でも融資してくれますが、金利は4%以上です。返済期間20年利息4%で融資を受けても物件の表面利回り13%(経費を除く実質利回り11%)を超えないと現金収入を期待できず、13%でも空室率が30%を超えると破たんの可能性があります。

2年ほど前までは鉄骨で築15年前後(返済期間20年)利回り11%の物件は比較的容易に見つかりましたが、今は投資家の数が急増し立地が良ければそのような物件は奪い合いです。まして築15年利回り13%という物件購入は不可能です。買えるのは一般に流れる前に押さえて買ってしまう有力業者か、超幸運な人です。初めて投資する人は間違っても仲介手数料欲しさの不動産会社の話に乗って金利4%で融資を受けて自己資金1割以下で利回り11%前後の物件を購入しないで下さい。それで破綻した人をいやというほど知っています。

15年前後10%でも立地の良い物件を自己資金4割(別途諸費用)以上、金利2%の融資で購入することが不動産投資の王道です。1億万円の物件でも4800万円(諸費用800万円を含む)の資金が必要です。つまり、親を含めて4-5000万円程度の現金があり、かつ大企業の正社員か公務員でないと不動産投資は簡単ではありません。でなければ、労働条件も安定度もワースト業種ですが不動産売買業で働き経験を積み、築15年以下利回り14%以上の超優良物件を買い集めるかです。